布製尿もれパッド|あすなろオフィス

軽失禁でもアクティブ生活!

ある調査によると、成人女性のおよそ3人に1人が軽失禁に悩んでいるそうです。 妊娠や出産をきっかけに、立ち上がる時やくしゃみをした時など一瞬おなかに力が入るともれてしまう。そんな経験をした人は多いのではないでしょうか。 「軽失禁(尿もれ)=膀胱のトラブル?」と思ってしまいがちですが、加齢による筋力低下や肥満、便秘等、様々な要因が関連して起こります。

軽失禁 → 人に知られると恥ずかしい → スポーツや外出に積極的になれない

となると、更に筋力低下を招いて悪循環。 ここは、軽失禁をきっかけにして体全体の健康を見直しませんか? そして軽失禁パッドを上手に使ってこれまで以上に快適にアクティブに生活を楽しみましょう!

あすなろオフィス 和田麻衣子

 

軽失禁パッド

最近はテレビCMも増え、軽失禁パッドの認知度が上がってきましたね。 生理用ナプキンを作っているメーカー各社が軽失禁パッドを販売するようになりましたので、ドラッグストアなどで見かけた方も多いと思います。 生理用ナプキンと軽失禁パッドは何が違うかというと、吸収する水分の質の違いに合わせて吸収体を変えているのです。経血に比べて粘度が低い(サラサラしている)尿をこぼさず吸収するための工夫がされています。

ただ、月に数日だけ使う生理用ナプキンに比べて、軽失禁パッドは365日、汚れるたび一日に何度も取り替えて使うもの。 ゴミの量、経済性、そして肌触りなどが気になる方も多いのではないでしょうか? かと言って軽失禁ショーツ(吸収付のショーツ)は、濡れた時の履きかえや外出時の持ち歩きが面倒です。 そこでお勧めしたいのが、洗って繰り返し使える布の軽失禁パッドです。 生理用の「布ナプキン」は、エコや健康志向の高まりから様々なお店や大手通販などでも扱われるようになったのでご存知の方も多いでしょう。そして布製の軽失禁パッドも少しずつ販売されていますが、使い捨ての生理用ナプキンと軽失禁パッドが違うように、布製でも尿をこぼさず吸収するための工夫をした品をご紹介したいと思います。

 

ふくふくパッド

お勧めは、私たちが作っている軽失禁パッド「ふくふくパッド」です。 気分が明るくなるような可愛らしい柄からシックな柄、ベージュや無地の黒までお好みで柄が選べます。

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上の写真は、肌にあてる面です。
デリケートゾーンに触れる部分は無地で柔らかな綿100%のガーゼです。 ガーゼの下の吸収体には主にアクリルを使用。赤ちゃんの成型オムツなどにも使われる素材で、吸収と乾燥が早いのが特徴です。吸収体の乾きが良くないと、雑菌が増えて不衛生ですし、洗濯のあと生乾きっぽい臭いが染み付いてしまいます。
又、吸収体には光触媒加工によって消臭効果があるレーヨン混の素材も使ってあります。 吸収体を下からくるむように防水布を縫い合わせ、吸収した水分をショーツに染み出させません。

そしてこだわりの横モレガード。
これまでの布パッドは、時間がたつと横漏れしやすいつくりになっていました。 ふくふくパッドは、しっかり水分を吸収し、しかもショーツを濡らさない形状です。

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たたんで持ち運び、使用後も濡れた面を内側にたたんで持ち運べます。 手のひらサイズでパッドに見えない可愛らしさ。バッグに入れて人の目を気にせず持ち運べると評判です。

 

開発のきっかけ

元々お子さん用のおねしょ対策用品を手掛けていた私がふくふくパッドの開発を始めたのは、一本のお電話がきっかけでした。

「うちの子は夜間だけでなく昼間も尿漏れが治りません。 病院で相談して、ひとまず尿取パッドで清潔に保とうということになりました。 うちの小学校は高学年のトイレにしか「汚物入れ」が無く、娘(小1)には使用後のパッドを持ち帰らせようと思っています。困っているのは、パッドを持ち歩いてお友達に見つかって「これ何?」と聞かれたらどう対応できるか。 まだ幼稚園児のような娘なので・・・。
それに私自身が生理用ナプキンでかぶれやすいタイプなので、毎日パッドをつけ続けてかぶれたりしないか心配です。 いい商品はないでしょうか?」

やさしい付け心地で、たたんだらハンカチかポーチみたいに見える、可愛いパッドを作ってもらいたい。 そういうご相談でした。

生理用の布ナプキンで代用できるのでは?と思いつつ、軽失禁に悩む方たちにご意見を募りました。 そうしたところ、集まってきたのは「横モレしない布パッドが欲しい!」という声でした。

そう、尿は経血と比べると粘性が低い(サラサラ流れる)ため、普通の布ナプキンと同じ形だと、すぐ横モレしてしまうのです。 布ナプキンだけでなく布の軽失禁パッドを色々調べましたが、その要望を満たすものはありませんでした。 でも、「横モレしない」と言葉でいうのは簡単ですが、一体どうやって!?
・・・そして、開発作業が始まりました。

開発(1)

開発にあたって、以前からお知り合いだったゆめいろ舎さんに協力をお願いすることにしました。
ゆめいろ舎さんは、布小物や雑貨などをとても丁寧に作っておられる障がい者の福祉作業所です。 サンプルを作るだけじゃなくて、製品化したら生地を裁ったりスナップをつけたりする作業を適正な価格でお願いして、国内のフェアトレード的な形を作りたいと思ったのです。

*それから、ゆめいろ舎さんとの二人三脚での開発が始まりました。
こちらからアイディアと素材を持って行き、それをゆめいろ舎さんで形にしてもらう。その繰り返し。
横モレしない、ヨレない、簡単にたためる、モモに当たってすれない…かつ、障がいを持つ人でも、できるだけ生産に関われるように。 キーワードをブツブツつぶやきながら半年が過ぎたころ、ようやく原案ができました! そして縫いあがったサンプルを、応募して下さったモニターさん達(昼間の尿漏れがあるお子さんと大人)に発送。

実際に使って頂いてのご感想は・・・
「可愛い!子どもも気に入ったようです」
「こんな形の布パッドは初めてです!立体的ですね」
「紙パッドを使ってたけど、カサカサ感がなくて心地いいです」
「コンパクトにたためるのに、吸収量ありますね」
「見た目より乾きが早いです。朝洗濯して、夕方には普通に乾いてます。」
「低学年の我が子でも、ほぼ自分で取り付け・はずしができてます。」
「紙パッドは付けた時の感触が嫌、と言って拒否してた子ですが、これは付けてくれました」

好感触に舞い上がりながらも、出てくる課題に微修正は続きます。

開発(2)

どうやったら、もっと装着時の違和感がないか?
どうやったら、たたんだ時にもっとスッキリ可愛く見えるか?
どうやったら、吸収量を増やして、かつ乾きやすくできるか?

ここを5mmずつ伸ばして、ここの縫い方を変えて、吸収体の生地を特別につくってもらって・・・ もう本当に、何度ゆめいろ舎のスタッフさんに修正サンプルを縫って頂いたかわかりません。
「ゆめいろ舎の利用者さん(障がいのある女性)にサンプルを見せたら、『これ可愛い、欲しい』って言ってましたよ」
「自宅でサンプルを縫ってたら、うちの子が寄ってきて『お母さん、これ私の?』って。」

あーもう無理かもーっっ!!と頭を抱えそうになるたびに嬉しい報告ですくい上げてもらいながら、ようやく納得のいくものが完成しました。

*さて、ここでもう一つ越えなければならない山が。 ゆめいろ舎で働く皆さんが、ちゃんと作業に関われるように、考えなければなりません。 生産をお願いするゆめいろ舎で働いているのは、主に知的障がいと精神障がいがある方たち。 その人その人で、得意・不得意があります。 それから日によって体調によって、ムラがあります。 アートな作品ならそのムラも魅力の一つになるかもしれませんが、今回は違います。 同じものを、そして良い品質を保って作らなければなりません。

まず始めたのは、作業を細分化して書き出していくことでした。

テープ状になっているタグをハサミで切る、布地を切る、縫い線を描く、プラスチックスナップをとめる穴をあける、スナップを付ける、余分な糸を切る、縫い合わせたものをひっくり返して形を整える、袋詰めする・・・。 一つ一つ、簡単で確実な方法を考えていきます。 スタッフさんの指導が違うと混乱するので、マニュアルも作ります。 肝心のミシンで縫う作業はスタッフさんだけですが、いずれは、できる人から少しずつ簡単な部分のミシン掛けも・・・という思いもあるそうです。

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企画の段階では無かったのですが、刺しゅうができる人が何人かいるので、オプションで刺しゅうを付けることになりました。 使って下さる方に幸せが訪れますように、との願いを込めて、ミツバチや模様の刺しゅうを入れます。購入される際に刺しゅう有り・無しを選ぶことができます。 そうして、できあがったのがこちら。 (より良いものを目指して、これからも改良をしていきます)

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みんなに自慢できる布製の軽失禁パッド

ふくふくパッド開発を始めてから販売まで1年。「やさしい付け心地で、たたんだらハンカチかポーチみたいに見える、可愛いパッドを」。 そのご要望をかなえる、みんなに自慢できるものができたと思います。

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○肌触りの良さ
カサカサしない柔らかな防水布、デリケートゾーンには綿100%ガーゼ、ショーツをくるんで固定するためにモモに当たる部分は綿100%ネル生地。 蒸れないように、防水布の透湿性(湿気を通す性質)にこだわりました。 つけているのを忘れるほどの心地良さです。

○瞬間的な吸収力
水分が触れた瞬間に吸収できなければ、伝いもれしてしまいます。 ガーゼが水分を通し、アクリルとレーヨンの吸収体がすばやく吸収、逃しません。

○横もれガード
初めて手に取った方がおっしゃるのは、「これ…使い捨てパッドみたいな形ですね」というご感想。 なかなか布では実現できなかった横もれガードを、形にしました!吸収体を防水布でくるみ、壁を作ることでショーツへの染み出しを防ぎます。

 

販売を開始して

~お客様のご感想~

○冬になると、トイレが近くなって、しかも急激に尿意を感じるようになりました。 しゃがみこんでもこらえきれずに少量もれることがどうしても起こってしまうのですが、その程度でしたら、十分、素早く吸ってくれます。 いつこれが来るか分からず外出もおっくうになっていましたが、これをいつもつけていればとりあえずごまかしてトイレに行けば大丈夫・・・安心感につながりますね。

○出産後、尿漏れが起きるようになりました。内股の筋肉を鍛える運動をしつつ、もしもの時に備えて使っています。 いろんな柄があるので、女子的な楽しみがあって良いです。

○とても丁寧に縫われています。布ナプキンユーザーですが、横モレガードなんてこんな形のパッドは初めて見ました。すごく良く考えておられると思います。

○購入した理由:ごみを減らしたくて、何かいいものはないかと思っていたのです。  
実際に使用したご感想は?:大変満足です、かわいらしいのでバックに入れても違和感がない。

○肌触りが柔らかいので、皮膚が過敏な母がとても喜んでいます。 私の母は、加齢とともに肌がとても敏感になり、ショーツやTシャツの縫い目もチクチクしてかゆくなる、洗濯表示タグも気になると言って切り取ったり裏返しに着ているほどです。紙パッドも嫌がってましたがこのパッドは縫い目や擦れる部分がないので大丈夫です。

このようにたくさんの方に喜んで頂いています。又、パッドの製作費用や刺しゅう代が、作業する方のお給料にもつながっていること、とてもありがたく思っています!

最初にも触れましたが、 軽失禁(尿もれ) → 人に知られると恥ずかしい → スポーツや外出に積極的になれない となると、筋力低下を招いて悪循環です。 軽失禁パッドを上手に使って、少しでも多くの女性に快適に、アクティブに生活を楽しんで頂きたいと願っています。

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